こんにちは。michiです。
現在、岡村隆史さんと堤真一さんのダブル主演で映画「決算忠臣蔵」が公開されてますね。
限られた予算の中で仇討を果たそうとする赤穂浪士たちの苦労を描いた時代劇コメディーです。
赤穂藩の金銭出納を担当する“そろばん侍”を演じる岡村さんは、そろばんを弾く場面があったそうで、幼少期にそろばんを習っていた岡村さんでも「あの時は緊張した」と話されてました。
そんな昔から歴史のあるそろばん。
そろばんをすることは右脳の開発にいい、とも聞きますね。
私の3人の子供たちも、年長さんの時からそろばんを習わせています。中3のお兄ちゃんはもうやめましたが、中1、小5の娘たちは現在進行形です。
そろばんを始めるのは何歳頃からがいいのか?メリットや継続させるコツ、 子供が感じた戸惑いはあったのか?など 実際習ってみてどうだったのかをご紹介します。
そろばん何歳から始める?
私の子供たちはみんな年長さんから始めました。
そろばん教室の先生が言うには、習いはじめるのは、1人で座ることができて数字が書けるようになってからがいいとのこと。
実際に習わせた私が思うのは、年長さんから入れておいて良かったなと思いました。
理由は、そろばん教室は友達とワイワイ話せる場ではないので、物心ついてしまうと「つまらない」と思ってしまうかもしれないからです。何も分からない時期から「そろばん教室は行かなくてはいけない場所」と思い込ませておいたのは良かったと思っています。
そろばんを習うとどんな効果(メリット)がある?
では、そろばんを習うとどんな効果があるのでしょうか。
暗算が出来るようになる(早くなる) =右脳が刺激される
暗算は本当に早くなります。日常生活で最も分かりやすいメリットではないでしょうか。
フラッシュ暗算(1秒ほどの表示で数字が入れ替わり、それを頭の中で足す計算)も出来るし、級によっては3桁4桁も余裕です。私は全く出来ないので、買い物の時やちょっとした計算なんかは頼むことが多いです。
また、 問題解決・発明などのヒラメキは右脳から発生すると言われており、珠算式暗算はその右脳を使用していることが研究によって判明しています。そのため、問題解決の思考回路を最短距離で結ぶ力が養われると言われています。
集中力がつく
シーンとした教室で、喋ることなく正座をしてみんなパチパチとそろばんを弾く、そんな雰囲気に慣れることで集中力が付きます。
また、そろばんの検定試験は、制限時間内に規定問題数を正解しなければなりません。例えば1級のかけ算だと、6桁×5桁の問題を計算する過程においては、かけ算九九を30回唱え、 11桁(100億)の答えの記入をするそうです。その間、一度のミスも許されません。検定試験(かけ算のみだと)では、この問題を20回することになります。
ミスが許されないという緊張感の中で、正確に早く問題を解いていくことはかなりの集中力を必要とします。これが身についてきます。
資格が取れる
本人のそろばんの進捗状況を見て、検定試験を受けることが出来ます。資格を取っておけば、就職活動の際に履歴書に書く項目が一つ増えます。また、資格があることで「集中して頑張ることが出来る」というアピールにもなります。
そろばんを継続させるコツは?
ズバリ!
親子ともに目標を持つことだと思います。
「○歳までに○級を取る!」のように。
私の目標は、小学校6年までに1級を取らせる、というものでしたので、それまでは絶対に辞めさせない!という強い意志で子供たちに立ち向かいました。
「立ち向かった」と書いたのはどういうことかと言うと、物心ついてくると絶対に
辞めたい!
と言い出すんですよね。友達と遊んだり、家でテレビを見てまったりする方が楽しいですもんね。
でもそこは目標があれば強い意志で子供に伝えることが出来ます。私の場合は「1級取ったら辞めていいよ」となだめてます。
(ただ、お子さんとそろばん教室の環境を見て、この辺りはケースバイケースです。私の場合はそろばん教室の先生方を信頼していますので、教室に対して何も不安はありませんが、お子さんが教室に対して嫌悪感を抱いているのなら、そこはちゃんと聞いてあげないといけないと思います。)
そろばん 授業との差でとまどいもあり ?
そろばんを使っての計算と、小学校の計算の教え方は違います。子供たちは違う計算方法があることで戸惑ったりしないのでしょうか?
私の子供たちは年長さんからそろばん教室に通い始めたので、小学校に入学するころには周りの子よりも少し計算が出来るかな、くらいでした。
でも、小学校で2桁の足し算を習い始めた頃、さくらんぼ計算という計算方法で2桁の足し算を習ったようで、それに苦戦していました。
理由は、自分はさくらんぼ計算しなくても頭の中で2桁の暗算ができるのに、わざわざプリントにさくらんぼを書いて、足し算の過程を書かないといけないのか、という戸惑いです。
そこで先生に尋ねると、「計算の過程を勉強するのも、大事な学習の一つ」とのことで、子供にはそれを伝え、プリント等にはしっかりと過程を書くよう伝えました。
大きくなるとともにその戸惑いも自分で解決できるようになるので、授業との兼ね合い等はそこまで気にしなくてもいいと思います。
そろばん 何歳まで続けさせる?
長男は中1の時に珠算1級と暗算1級を取る事ができたので、そこでそろばん教室をやめました。
中学生になると、習い事(サッカー)が忙しくなるのと、授業についていくために塾にも行かせたために、そろばんの時間が全く取れませんでした。
それでも1級取るまでは!と最後は半ば強制で受検させました。
1級とれれば履歴書にも書けるので、とりあえずの目標は達成出来たかなと思います。
現在は長女が中1になり、部活と塾で忙しく、長男と同じようにやはりそろばん教室に行く時間が全然取れていません。
やはり中学生に上がる時が、続けるか続けないかの考え時だと思うので、逆に言うと中学生になるまでに目標の級のまでは取れるように練習をさせた方がいいかと思います。
そろばんを週に何回行かせた方がいいのか、迷っている方はこちらの記事をご覧ください。
そろばん 実際に習った上のまとめ
子供たちを実際にそろばん教室に通わせて感じたこと(始める時期、メリット、継続させるコツ、子供たちの戸惑い)をご紹介しました。
私が考えるメリットについてもう一度まとめると
- 暗算が出来るようになり、右脳が刺激される
- 集中力が付く
- 資格が取れる
というものです。
あくまでも、私から見て目に見える範囲でのメリットです。子供たちの内側にはもっと沢山の学習の成果があるのだと思います。
1級を取り終えてもうそろばん教室をやめた長男も、そろばんについては
やってて良かった。行ってた時は嫌だったけど。
と言っていました。文章問題はさておき、比の値の計算などは一番早いそうです。
計算が速く正確であることは、問題をスムーズに解いていく上でとても大事なことですよね。
子供の習い事でそろばんをお考えの方は、ぜひ色んな教室に体験に行かれてくださいね。
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