私は6年程前から布ナプキンを使っています。
当時は布ナプキンが気にはなっていたものの、面倒くさそうという事と、割と高価なので買った後に使わなくなったら勿体ないという思いがありなかなか踏み出せずにいました。
それでも、使ってみようと思ったきっかけは、お隣さんが使っていてそこまで面倒ではないというのを聞いた事、自分で作れば料金も抑えられるという事、そして何より使い捨てナプキンの怖さを知ったからです。
使い捨て(紙)ナプキンの怖さとは
身体に取り込まれる有害物質。それは食べ物だけではなく皮膚からも入ってきます。
湿布や貼るホルモン剤を想像してもらうと分かると思いますが、貼るだけで体に効果が表れる薬がありますよね。それは皮膚から有効成分を取り込んだ結果、効果が現れた証拠です。すなわち、口から入るものだけでなく、皮膚からもいろんな成分が吸収されているということです。
シャンプーや育毛剤、洗剤や化粧品、虫よけスプレーや歯磨き粉などが身近な分かりやすい例だと思いますが、それらは多くのものが石油原料の化学物質から出来ています。それらの石油原料の化学物質が体内に入ると、そのまま血液に流れ込み10日目に排出される量はわずか10パーセントとのこと。
一方、口から入った毒は肝臓へと運ばれ10日目には約90パーセントが排出されます。すなわち、皮膚から吸収された有毒物質は、ほとんどが体内に蓄積されていってしまうということです。
そして怖いことに、二の腕の内側を1とした時の、性器の吸収率はなんと42倍!
月に1度の生理の日に、どのように子宮を扱うか、どれほど大事か分かります。
そんなことから私も6年ほど前から布ナプキンを使うようになりました。
最初は「外出時とかどうなる?」「捨てられないなら持って帰るってこと?」「匂いは大丈夫?」「もれない?」
などなど、色々な不安がありました。
でも、「自分に合わなかったらやめればいいや!」と気軽に始めてから、気付けばもう6年程経ってました。
布ナプキンも、買うとなると割とお高めなものが多いので「気軽に始められない」という方もいらっしゃると思います。
そこで、私も気軽に始めた布ナプキン生活を、もう少しハードルを下げて気軽に始められる方が増えるよう、手作りする方法をお伝えします。はぎれでも出来るので、材料費もそんなにかかりませんし、ミシンがなくても手縫いで出来ます。
布ナプキンの作り方
布ナプキン材料
まずは材料です。月に1度しか使わないものですが、見た目が可愛いと少しだけ気分が上がります。外側になる表と裏の布は、自分の好きなものを選ぶといいですね。
- 【20cm×20cm】と【10cm×20cm】の布、各2枚
(※この布は、↓この順に縫っていきます)
- ①皮膚に当たる面(ガーゼ等が良) 20cm×20cm
- ②吸収させる面(タオル地) 10cm×20cm
- ③撥水性のある生地(漏れないため) 10cm×20cm
- ④外側の面 20cm×20cm
- スナップボタン 2つ
布ナプキンの型紙
上記の①~④までの4枚の布を準備したら、型紙に合わせて切っていきます。
出来上がりが「羽付」タイプの方がズレる心配がなく安心だと思いますので、私は羽付きタイプを選びました。(カジラボ・ペーパーさん参照)
①、④は羽付タイプの形でカットしますが、②と③は中に入れるものなので、羽部分は必要ないです。布ナプキンの中に入れる布として細長くカットします。
布ナプキンの作り方
布が準備出来たら、①~④の順に並べてみるとイメージが沸きますね。
1. 皮膚に当たらない方の生地と、中の生地を縫い合わせる
材料の②(中側のタオル地)、③(撥水性)、④(皮膚にあたらない外側の布)を、この順番を崩さず一緒に縫って固定させます。(下図、赤い点線部分)
イメージとしては、経血をタオル地で吸い込んで、撥水生地で漏れないように受け止める、というイメージです。
2.外側の生地と皮膚に当たる方の生地を縫い合わせる
1で塗った生地(②~④)を、①と合わせて中表にして縫います(赤点線部分)。
ひっくり返すので、10amほど縫わずにあけておきます。
3.ひっくり返してステッチ
2.で縫い合わせたものを裏返しにして、縫ってない部分を表から縫い、さらに周りをぐるっとステッチします。
4.ボタンを付ける
両脇の羽の部分にスナップボタンを付ける。
完成★
こうやって見てみると、意外と簡単ですよね。カット⇒縫う だけで、手縫いでもOKです。布合わせで自分のお気に入りの布を選べば、月に1回のことも、少しだけ嬉しくなりますよね。
布ナプキンを使ってみた感想
布ナプキンを使ってみて、よく「冷えが治った」とか聞きますが、私の場合はあまりそれは効果が実感できていません。ただ、経血のコントロールは出来るようになったかな?と思います。
”経血のコントロール?”と思われたと思います。もともと紙ナプキンがなかった時代は、女性はトイレに行くまでは経血が出るのを止めていたそうです。トイレに行った時に全部出す、のように。
私も、紙ナプキンを使っていた時代は、座っていて立ったら「サァー」と勝手に経血が流れているのを感じても何もできませんでしたが、今はそれをトイレに行くまで我慢させることがだいぶ出来ている気がします。
身体が覚えた、という感覚です。紙ナプキンに頼らない!という感じ。
紙ナプキン、布ナプキン、どちらがいいのかは本人の自由ですが、私は今の身体の感じが気に入っています。
「布ナプキンを使う」というハードルが少しでも下がればと思い、今日は布ナプキンの作り方のご紹介でした。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございます。
コメント