サッカーの本田圭佑選手が、東京都社会人リーグのチームを作ると発表されました。
そしてそのOneTokyoのHPには
今回、ゼロからサッカークラブを立ち上げようと思った理由は2つあります。1つ目は「東京から世界に影響を与えられるサッカークラブを創りたい」というのと、2つ目は「そのサッカークラブを皆んなと一緒に作りたい」というのが理由です。
OneTokyoHP より
いわゆる「リアルサカつく」を皆んなとやりたいと思っています。
OneTokyoHP より
と書かれています。
もちろんサッカーを知っている人にとっては「リアルサカつく」とは当たり前の単語なのだとは思いますが、私のように「リアルサカつく」について、あまりピンと来ていない人も多いのではないでしょうか。
■本田圭佑選手のことは知ってるけど「リアルサカつく」って何?どんな意味?
■本田選手はみんなと何をやりたいの?
という方のために「リアルサカつく」について、復習していきましょう。
OneTokyoの運営者である奥山大さんについてはこちらをご覧ください。
リアルサカつくの意味は?まずは「サカつく」について
「リアルサカつく」という意味は「リアル」と「サカつく」に分かれています。
「サカつく」を現実世界のものにした時点で「リアル」が付くのです。
では、「サカつく」とは何なのでしょうか?
サカつくって何?
ずばり、「サカつく」とは『プロサッカークラブをつくろう!』というゲームの通称です。
『プロサッカークラブをつくろう!』は、2015年3月まではセガから、それ以降はセガゲームスから発売されているサッカークラブ経営シミュレーションゲームです。
プレイヤーはサッカークラブのオーナーとなり、チームの運営や施設・人事の管理、選手育成などを行う。試合中にプレイヤーは選手交代や一部の作戦指示が行えるのみで、選手を直接的に操作することはできない。
そのためチーム育成がクラブ成績に影響し、クラブ成績がクラブの収入つまりは経営にも影響することとなる。このように経営シミュレーションゲームと育成シミュレーションゲームの要素を併せ持つことが、本作の最大の特徴である。
Wikipedia より
ウイニングイレブン等のサッカーゲームと違い、選手を直接的に操作することはできないのでもどかしさを感じることもあるかもしれませんが、いいチームを作れば自動的にいい動きをしてくれ、それが成績、ひいてはクラブの収入にも影響するというわけです。
収入が多く集まれば、いい選手を獲得することも出来ますし、狙い通りの選手が集まれば狙い通りの成績を収めることも出来ます。
実際のクラブチームを運営することが無理な人でも、手軽にそれが経験できるようなゲームなのです。
スマホ普及後は、スマホでも楽しめるようにセガゲームスからスマホ版のサカつく(一部課金あり)が提供されています。
スマホのカメラで撮影した顔写真から選手を作り、自分のサッカークラブに加入させるという、スマホならではの「選手エディット」機能を搭載され、従来のゲームに加えさらに楽しくなったようです。
男女問わず選手にすることが出来、プレイを続けていけば「自分のトモダチ」だけのチームで世界に挑むことも可能とのこと。
ゲームはどんどん進化していますね!
リアルサカつくって何?
そんな「サカつく」のゲームを、現実世界でも実際にやってしまおうという意味で「リアルサカつく」と言われるようになっています。
リアルサカつくの意味は?すでに始まっているリアルサカつく
「リアルサカつく」は今に始まったことではなく、ずいぶん前から色んな方々、色んなチームが目指して取り組んでいます。
その例を一部挙げると・・・
■FC今治
2020年度からJ3へと昇格。
1976年に大西サッカークラブとして創設され、2014年11月に日本代表元監督の岡田武史氏が代表に就任。社長の矢野氏は東大卒で元ゴールドマン・サックスという経歴を持つビジネスマン。
地域と共にチームを成長させることを念頭に置いての活動をしている。
■いわきFC
2020年度からJFL昇格。
「スポーツを通じて、いわき市を東北一の都市にする」という理念の元、2015年12月に発足した社会人サッカークラブ。
日本のフィジカルスタンダードを変え、世界で通用するレベルの選手を育成し、世界的なビッグクラブとなることが目標。
11月に行われた「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2019」で優勝し、来季のJFL(日本フットボールリーグ)昇格が決定しています。
地域に対し、スポーツクラブができる事をいつも考え「クラブの成長を観客とともに実感していく」ことを大事にしているとのこと。
■習志野シティFC
2019年度県リーグ
「プロサッカークラブをつくろう!」。というスローガンのもと、千葉県習志野市で2019年春発足。
習志野シティFCが目指すのはJリーグ、そして世界の舞台だそう。
3月にクラブの運営会社を設立した冨昭浩氏(47)は「最短なら5年後にはJ3に上がれる」と意欲を燃やしているとのこと。
リアルサカつくの意味/本田圭佑選手が作るOneTokyoが目指すリアルサカつくとは
では、本田選手が目指す「リアルサカつく」クラブとはどのようなものなのでしょうか。
ファン主導で『リアルサカつく』ができるクラブ
どういった形であってもクラブに貢献すれば評価される
「んなが1つになって、創るサッカークラブ。
監督や選手のスカウトや獲得、グッズ作成や販売、ファンサービスやスポンサー営業など、リアルサカつくという『ドリームジョブ』を自由に発案して選挙を行なって決めてく。
更にクラブに対する貢献によっても評価されポイントを得られるようにしようと思っていて、そのポイント数によって受けられるサービスが異なってきます。
さらに初期から参加して貢献していれば、クラブが大きくなったときによりメリットを感じられる仕組みにしようと思っています。
というもののようです。
ポイント制度を取り入れるとは、とても斬新なアイデアですね。有名な本田圭佑選手だからこそ、SNSでもたくさんの人が注目してチームに貢献したいと名乗りを挙げています。
リアルサカつくの意味/本田圭佑選手が作るOneTokyoが目指すリアルサカつくまとめ
サッカー少年ならだれでもやったことがあると言っても過言ではないサッカーゲーム「プロサッカーチームを作ろう」。
そのゲームさながらに、現実世界でもそれに取り組もうと、本田圭佑選手の新たな挑戦が始まります。
既に名乗りを上げている人も多くいる中で、選手の決定はトライアウトで決められていきます。
選手・運営者・ファン、みんなが作り上げるOneTokyo。ますます目が離せませんね。
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