韓国で2018年8月1日から9月20日にかけて放送されたドラマ『知ってるワイフ』。
ヒロインには、人気ドラマ『ジキルとハイドに恋した私』に出演して以来3年ぶりにドラマ復帰したハン・ジミンさんで、ダメ夫役には、実生活ではいい夫のチソンさん!
このドラマは意外にも「タイムスリップしてしまう」という韓国では定番のファンタジーなのですが、その中にも実際の夫婦のあり方などを考えさせられる、ファンタジー一遍のものではないから面白いんです。
3話あたりからは先が気になって仕方なくなりますよ!
また、日本でも2021年1月から大倉忠義さん、広瀬アリスさん出演でリメイクされます。
そんな『知ってるワイフ』のあらすじやネタバレ含む感想・見どころ、最終回の結末についてご紹介します。
知ってるワイフ(韓国ドラマ)あらすじ
銀行員のジュヒョク(チソン)はエステティシャンのウジン(ハン・ジミン)と結婚5年目の2児の父親。
結婚前は可愛かったウジンは、今では毎日不機嫌で喧嘩も絶えない毎日。
そんなウジンと離婚を考え始めたジュヒョクの前に、大学時代の後輩で初恋相手のヘウォン(カン・ハンナ)が現れます。
当時と変わらず綺麗なヘウォンに「昔、先輩が好きだった」と告白され、ジュヒョクはウジンとの結婚を後悔し始めます。
そんなある日、ジュヒョクは知らないおじさんから硬貨をもらいます。
偶然にも見慣れない料金所に差し掛かり、そこには「硬貨のみ使用可」と書いてあり、もらった硬貨を入れ車で通過すると、突然車が暴走し、気が付くと大学時代にタイムスリップしていました。
そこでも綺麗なヘウォンに出会いタイムスリップしたことを悟ったジュヒョクは、どうにかしてヘウォンと結婚できないかと思うようになり、何度か現実と過去を行き来した後ついにヘウォンと結婚した現実を手に入れます。
しかしその後、独身で輝いているウジンと出会い、更にウジンから告白され、ジュヒョクはどうするのか・・・。
知ってるワイフ(韓国ドラマ)最終回結末ネタバレ
2人で過去を変えることに成功したジュヒョクとウジン。
そこには、「共働きで子供のお迎えに間に合わない」という、1話さながらの状況が出てきます。
でも、2人は昔とは違います。
お互いに連絡を取り合い「どうする?」「こうしよう!」と話し合い、二人で乗り切りました!
結果、ジュヒョクは昇進試験に合格でき、その合格祝いにウジンがジュヒョクにゲームをプレゼントします。
これは、当初の夫婦だったころからすると考えられない光景です。
以前のウジンは、自分だけゲームをするジュヒョクに怒り、ゲームを水浸しにして壊してしまいましたから。
ジュヒョクとウジンは、お互い幸せな将来を夢見た姿が描かれ幕を閉じました。
知ってるワイフ(韓国ドラマ)結末ネタバレ含む感想
このドラマは、ケーブルチャンネルで異例の最高視聴率8%超えという高視聴率をたたき出しました。
正直、1話2話あたりまでは観るのが辛いです。
何故かというと、ジュヒョクとウジンの結婚生活がお世辞にも「お互い幸せそう」とは言いがたいからなんです。
ウジンは子育ての疲れも溜まってるし、自分の母親の事をジュヒョクに相談したいのに出来ず、そんな心中をちっとも考えてくれないジュヒョクにイライラが募っています。
ジュヒョクは、ウジンがどうしていつもイライラしているのかが分からないから、イライラするウジンにビクビクしながら過ごしてる。
ほんのちょっとだけ、お互いを思いやり、それを言葉に表してコミュニケーションをとることが出来ていたら、日々のストレスももう少し減るんじゃないかなと思いました。
それから、子供が小さい時の夫婦あるあるで、旦那さんのイラッと来る行動がつぶさに描いてあるので「そうそう!これやられると困るんだよね!」と共感するような部分が沢山あり、ドラマとは言えども現実の世界のイライラを思い出させます。
そんなこともあり、1話2話あたりまでは現実生活を思い出させるために暗い気持ちになるのですが、ジュヒョクがタイムスリップしてからが面白くなります。
タイムスリップしてから、ジュヒョクは結局は大学時代のヘウォンと結婚するのですが、別の未来のはずなのにウジンと出会うんですよね。
そしてウジンが、自分と結婚していた時よりもはるかに綺麗で充実した生活を送っているんです。
それを見ると、自分と結婚していたためにウジンはいつもイライラした生活をさせていたのか、と嫌でも気づくようになります。
そう、イライラには必ず理由があるんです!
それを、ジュヒョクはようやく気付くようになるんですよ。
夫婦だった二人が少し離れてみることで、「あぁ、こんな気持ちだったのか」「こうしてあげればよかった」と気づくようになるんです(ウジンは全く意図していませんが)。
いつも一緒にいる夫婦だけど、だからといってお互いの気持ちを全部分かりきっているわけではないから、日ごろからコミュニケーションを取ることがいかに大切か、思いやりの気持ちを持つことがいかに大切かを教えてくれるドラマだと思います。
知ってるワイフ(韓国ドラマ)ネタバレ結末含む見どころ
ジュヒョクがウジンの本当の性格に気づいた場面/知ってるワイフ(韓国ドラマ)
未来が変わり、ジュヒョクはヘウォンと結婚後にウジンとドラマの話になります。
「ドラマはあまり見ません」というウジンに対し、ジュヒョクは心の中で「嘘だろ、大好きだろ」とつぶやきます。
その後、ウジンはこう続けます。「でも、泣きたいときはドラマを見ます。ドラマを見て思いっきり泣きます」と言うのです。
その時に初めてジュヒョクはウジンが「ドラマを見る=泣いていた」という事実に気づきます。
自分と結婚していた時は、泣くためにドラマを見ていた。泣いていたのに自分は何も知らずウジンを気遣うこともできなかった、ということに気づきます。
大事な事って、後で気づくことが多いですよね。
未来が変わっても惹かれあうジュヒョクとウジン/知ってるワイフ(韓国ドラマ)
未来が変わって、ウジンと再会はしたものの、まだ“恐妻”というイメージが抜けないジュヒョクですが、何かにつけてウジンが気になります。
しまいには、同僚がウジンにアタックし始めるので気になって仕方がない。
一方でウジンは、自分の好みなどをよく把握しているジュヒョクに対し、どこか懐かしい気持ちが沸きます。
ある日、ウジンの命が危ない(事故に遭う)ことを知って助けに行くんです。
その時にジュヒョクはあんなに離れたがっていたウジンをやっぱり気にかけていて、またウジンもそんなジュヒョクに更に惹かれていくんです。
夫婦はどこまでいっても夫婦なのかもしれない、と思いました。
ただ長く一緒にいるだけ、かもしれませんが、やはりお互いの心の中にはいつも住んでいるのではないかな、と思わせる場面でした。
お母さんもタイムスリップ経験者/知ってるワイフ(韓国ドラマ)
ウジンのお母さんは認知症です。
ずっとウジンが明るく介護してきますが、ウジンが強く過去に戻りたいと思い準備をしているときにスッとタイムスリップに必要なコインを差し出します。
そしてウジンににっこり笑いかけるのです。
そこでウジンは言葉にせずとも悟ります。お母さんもタイムスリップを知っているのだと。(お母さんは過去を変えた後にウジンと結婚していないジュヒョクの事を「お婿さんだ」と言って可愛がっていました)
ウジンが出発した後に、ウジンの父の遺影に語り掛けます。
「あの子は頭がいいから、私みたいに失敗しないはず」
その後ウジンはタイムスリップをし、自分のお父さんの事故を防ぎ、またジュヒョクと出会うことに成功します。
ウジンにグッジョブ!と言いたいです。
そんな『知ってるワイフ』はU-NEXTで見ることが出来ます。
こちらの記事も参考にしてみてくださいね!
知ってるワイフ(韓国ドラマ)あらすじ最終回結末ネタバレ含む感想まとめ
今回は、チソンさんとハンジミンさん出演の『知ってるワイフ』の感想・見どころについてご紹介しました。
見てすぐは、現実を見せつけられ、その後タイムスリップによるファンタジー、更には夫婦について考えさせられる、という深いドラマで、先が気になって一気見してしまったドラマでした。
夫婦と言えども、一緒にいる時から思いやりの気持ちをもって接することがどれだけ大事かということを思い知らされるドラマでした。
日本でリメイクも始まりましたので、興味がある人は一度見てみてくださいね!
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